
1 シーズン
6 エピソード
電子立国 日本の自叙伝
1991年に、NHK総合のNHKスペシャル枠で放送されたドキュメンタリー番組。 戦後間もなくアメリカでトランジスタが発明されたところから、集積回路(IC)の開発とLSI化、日本で昭和40年代から50年代に繰り広げられた電卓市場を巡る激しいシェア争い(いわゆる「電卓戦争」)、そして世界初の1チップMPUであるIntel 4004の開発秘話など、1980年代末までの日米における半導体開発の歴史を追った作品である。 本番組の冒頭では、当時半導体生産額のシェアが全盛期だった日本が、外国、中でも米国の技術を模倣して成り上がったと揶揄される事に対して、果たして真似だけでここまでできるだろうか、米国を凌駕するところまでゆくだろうか、或いは真似ならば他の国でもできるだろうが、その中で日本は何故成功したのか、それを突き詰めたいとしている。 第1回で半導体技術の基礎となる高純度技術と微細加工技術を取り上げ、第2~5回に掛けてトランジスタの発明から集積回路の発明、マイクロコンピュータの開発までを追う。第6回は周辺技術を紹介する。