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3番テーブルの客 - Season 1 Episode 18 星護監督編
台本が同じなら同じ作品が出来上がると思うならあなたはドラマを知らない。映像のワンカット、セリフの一つをとっても監督の思いを反映せずにドラマに盛り込まれるものはない。監督は作品という分身を作り出しているのである。例えばこの人。星護監督。テレビ界広しといえど、これほど天才、異彩の名をほしいままにする男はそう多くはない。星護ワールドと言うべき異空間をつくりあげる才能はまさに天才のなせる技と言っていいだろう。「じゃじゃ馬ならし」「幕末高校生」「名探偵明智小五郎」「世にも奇妙な物語」など。音楽を効果的につかう星監督の手法は今回の作品でもいかんなく発揮されている。同じ脚本に毎回別の監督が挑むこの番組。脚本の天才三谷幸喜と演出の異彩星護がどうがっぷり四つに組むのか。仕上がりが楽しみである。 それでは、開幕のベルを鳴らすことにしよう。