1 シーズン
12 エピソード
となりの芝生 - Season 1 Episode 3 第三回 意地悪な姑と意地を張る嫁と無理解な夫
茶道の指導を始めるという志乃（泉ピン子）のために、看板・道具代・お茶菓子に至るまで揃えることになった知子（瀬戸朝香）は困り果てていた。助手としてリビングに屏風や毛氈などを飾り“教室風”にレイアウトし直し、生徒が帰ると元通りに戻さないと子供たちも夕飯を食べられない状態。さらにその夜、ヘトヘトになっている知子に要（大倉孝二）は「明日の晩、うちの課のやつらが飲みに来るから」とまるでお構い無し。知子は「茶道の費用など出費がかさみ、余裕のある家計ではないから断って欲しい」と泣きつくが、「おふくろだって月謝が入れば払うだろ。お前に俺の給料は全部渡しているんだ」とまるで受け付けない。志乃は志乃で、料理の材料を無駄にしていると冷蔵庫の中身まで注文を付け、ヌカミソまで仕込み始めてしまう。志乃に振り回され、すっかり要の同僚が来ることをわざと忘れていたふりをする知子。「なぜ用意をしなかったのか」という志乃の責めに、“断って欲しいとお願いしました”と意地を張る。すると志乃は「おふくろの味」と張り切って接待を仕切ってしまい、同僚たちが満足して帰ったあと、要は知子を叱責し…。家での全ての責任は知子に向けられ、徐々に志乃の天下となり始める高平家に暗雲が立ち込み始める。
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