
1 シーズン
11 エピソード
沙粧妙子‐最後の事件‐ - Season 1 Episode 7 少年コントロール
北村麻美の事件資料を卯木から渡された高坂は、矢田と田辺にそれらを見せる。そこには一切梶浦については書かれていなかった。高坂は梶浦の存在を隠そうとする力が動いていることを察し、自分たち3人だけで梶浦を追いかけようとする。たったひとり、黙々と武器を作り、その感触を確かめている日置武夫。見た目にはわからないように、袖の下にナイフを仕込みマネキンの頭に打ち込むことを繰り返している。彼の持つ手帳には、ある高校の教頭の行動が詳細に書かれていた。沙粧、池波、松岡が麻美の事件を分析している。人間を簡単に操ることができる。そのことが信じられない松岡は、自分は絶対に騙されないと言い切る。だが、プロファイリングによって人間を観察し続けてきた沙粧の考えは違った。「人間の本質を変えるのは、林檎の品種改良より簡単」だというのだ。一緒に食事をしようと自宅に池波を誘った松岡。理江の手料理を食べながら会話もはずんでいる。途中、じっと手を止めて理江を見つめる池波を不審に思った松岡だが、上手く誤魔化されてしまう。「吊り橋効果」の話で二人の気をそらす池波だった。沙粧は相変わらず梶浦の幻想から逃れられていない。一方、日置は狙っていた教頭の前に突然現れる。何度もシュミレーションをしたように、冷静に教頭の頭にナイフを叩き込んだ。